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学習指導要領と入試との「ずれ」についてです。
現学習指導要領では「言語活動の充実」がうたわれ、単元を貫く言語活動を通して指導事項を教えることが求められています。また、「指導計画の作成と内容の取扱い」や教科書会社の年間学習指導計画案を見ますと、「話す・聞く」「書く」「読む」が概ね同じぐらいの割合で配分されているように感じています。
それに基づき授業を組み立てているのですが、やはり入試を意識していくことも必要だろうと考えざるをえません。ただ、少なくとも私の知っている入試では「読む」、しかも読解問題の割合が圧倒的に多い(8割近くあるものも)のです。
NRTや全国学力・学習状況調査等は割りと等分に配点されていると思うのですが、こと入試を見据えた場合、「『読む』の割合をもっと多くとった方がいいのか?」「朗読等よりも読解を中心に授業を組み立てた方がいいのか?」と悩んでしまいます。入試のための授業になってはいけないとは思うのですが、現実として読解問題の解き方を重点的に教えた方が効率的だな、との思いを捨て切れません。
この「ずれ」について、皆さんはどのように授業を組み立てておられるでしょうか。またどのように考えていくべきなのでしょうか。主に中学校国語科についてですが、多様なご意見をいただければと思い質問させていただきます。