こんにちは! SN校内新聞編集部です。
小学校から中学校、高校まで、どの学校でも行われているであろう職員会議。毎回同じ報告をしたり、誰も読まない議事録をとったりしていませんか?
東京都北区にある聖学院中学・高等学校は、職員会議の回数を減らすことでスリム化に成功。内容の濃度が増したばかりでなく、とある取り組みによって生徒への学力にいい影響もあると評判だそうです。
一体、どのような手順で職員会議の刷新に取り組んだのでしょうか? 様々な変革プロジェクトに関わっている生田先生に、職員会議改新の知られざる経緯を聞きました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
●聖学院の「改革」連載第1回→なぜあの学校は前例主義から脱出できたのか? 鍵は「プロジェクト化」にあった
――職員会議が形骸化しているケースが散見されるなか、聖学院では会議の改革に取り組んだと聞きました。そのきっかけは、何だったのでしょうか?
かつては聖学院でも週に一度、職員会議がエンドレスで開催されていたんです。正直、その日の夜はみんなどっと疲れていました(笑)。それに、なにより生徒と接する時間が短くなってしまうでしょう? 問題意識を持った一部の先生たちから、「会議を変えよう」と声があがったんです。
そうして職員会議の改革が始まって、2週間に1度の開催になり、時間も限られるようになりました。
説明する必要のないことは事前にメールでデータを送信したりして、会議自体もサクサク進めよう、と。
――そんなことが可能だなんて信じられない……。
まだまだ私たちも「最高の会議」に至る途上ですよ。でも、先生たちが職員会議に疲れていたり、生徒に関わる時間が削られているとしたら、聖学院に限らずどの学校でも会議の改革は必要だと思います。
そうそう、職員会議のある取り組みによって、生徒の学力にもいい影響がもたらされているんです。
――ええ? いったいどういうことですか?
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