外部人材を徹底活用した津和野のカリキュラムマネジメント事例

こんにちは! SN校内新聞編集部です。

高校を統廃合の危機から救い、地域にとってなくてはならない存在へとなるべくサポートする「高校魅力化プロジェクト」。島根県立津和野高校での取り組みを、3名いる魅力化コーディネーターのうちの1人、山本竜也さんにお話いただきました。

最終回である今回は、新学習指導要領が「社会に開かれた教育課程」として導入されるにあたり、これからさまざまな形が模索される学校と校外スタッフとの連携について考えていきます。

学校外人材との連携はどうすればうまくいく?

高校魅力化1:過疎地域だからこそできる! 劣勢を味方にした津和野高校の生徒募集とは

高校魅力化2:思考停止の進路選択にさよなら、生徒が考え抜くキャリア教育とは

—コーディネーターは学校外の人材ですよね。学校において、こうした人材との関わりは今後増えていくと思います。協働するコツはありますか?

津和野高校では、先生と魅力化コーディネーターの役割を明確に分けてはいません。「チームで動く」というのが最適な表現でしょうか。

私たちは先生たちよりも時間的にゆとりがありますし、教科の縛りもありません。逆に先生方は私たちにない教科の専門性や、授業設計力、生徒を見る力を持っていますよね。

それぞれの得意な部分や特徴を生かせる工夫こそが重要なのです。

—津和野高校において、先生とコーディネーターの方との連携は最初からスムーズにいったのですか?

今では、「いないとまずいよね」「協働していった方が生徒のためだな」という方向になってきていますが、最初は何をする人たちなのかわからないという部分があったと思います。まずは、学校内の様々なことを聞きながら、役割やスタンスを明確にしていくようにしました。

—どのように先生方との連携を深めていったのですか?