キャリア教育はどう変わる?アクティブ・ラーニングの必要性

こんにちは! SN校内新聞編集部です。

第1回第2回と筑波大学でキャリア教育の研究をされている教授の藤田晃之先生による「棚倉町キャリア教育シンポジウム」での講演の内容を紹介してきました。本シリーズも、今回が最終回。平成30年度から移行する新学習指導要綱において、キャリア教育のあり方が変わります。高校における新科目「公共」の創設など、今後の学校教育においておさえておきたいポイントを解説します。

アクティブ・ラーニングをキャリア教育に取り入れるってどういうこと?

平成30年から実施される学習指導要領では、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という3つの柱を置いています。

この3つの柱は、教育の基盤ではありますが、「これをしなさい」とルールで学校を縛るものではありません。学校ごとに、目の前の子どもに応じて作り上げていく必要があるのです。

今後、社会のグローバル化が進むと、異なる文化や歴史に立脚する人たちと共存していくことになります。当然、きれいごとの協力だけではなく、ときには議論をすることも必要になるでしょう。つまり、知識だけではなく、人間性も重要ということです。