国語でアクティブ・ラーニングを成功させるために必要な、たった2つの考え方

こんにちは! SN校内新聞編集部です。

小学校の教員であるK先生によるアクティブ・ラーニングの連載、第3回目のテーマは「国語」。ただでさえ成果が見えづらい国語でアクティブ・ラーニングを実践するとき、いったいどんな取り組みをすれば生徒にとって「主体的」で、かつ「成果」のある授業になるのでしょうか? 

とくに国語は初任時のおよそ30年前(!)からアクティブ・ラーニングに取り組んでいたというK先生が授業で実践している、具体的な手法を聞いてきました!中学校と高校でも応用可能なので是非ご覧ください。

物語を読むための「共通コード」をもっと意識しよう

●K先生のアクティブ・ラーニング連載、第1回→「注意! アクティブ・ラーニングを始めるときに陥りやすい4つのポイント」

●K先生のアクティブ・ラーニング連載、第2回→体育でアクティブ・ラーニング! 成功の鍵は先生の「いい発問」」

「国語ってなにを教えればいいのかよくわからない……」

昔からよく言われますが、その理由のひとつとして、学習指導要領の曖昧さが挙げられるかもしれません。「場面の移り変わりに注意して、人物の気持ちを読もう」といった「正しいこと」が書かれていますが、よく考えると具体性がありませんよね(笑)。

じつは私、とくに国語に関しては30年前から、いまで言うところの「アクティブ・ラーニング」を授業で取り入れていました。当時は異色でしたが、それだけ知見はたまっていると自負しています。

さて、アクティブ・ラーニングを行うためには、前回もお話したとおり、小学校の国語でも「知識」が欠かせません。その単元で学んだことが一般化できないと、学習した意味がありませんからね。

そこで、私が新卒の頃から30年近く子どもたちに「アクティブ・ラーニングの武器」として教えてきたものがあります。