こんにちは! SN校内新聞編集部です。
目の前で生徒や児童が問題行動やパニックを起こしたとき、みなさんはどのように考え、対処していますか?
今回お話を伺ったY先生は、特別支援学校の教員。最近では通常学級の先生からも、問題行動を起こす子どもの指導法をよく聞かれるそうです。でも、じつは「指導」するより大切なことがあるそうで……?
子どもたちの問題行動やパニックに対するY先生の秘策とは、一体どんなものなのでしょうか? 連載1回目に続き、愛情深いメッセージ、そして実用的なノウハウをお伝えします。悩める小学校、中学校、高校の先生、必読です。
●Y先生の連載1回目→特別支援、一人で抱え込んでいませんか? “がんばりすぎない先生”のススメ
弟に知的障害があることをきっかけに、特別支援学校の教員になって12年。最近はよく、通常学級の先生から「生徒がパニックを起こしてしまう」「教員の言うことを聞いてくれない」と相談を受けるようになりました。「どう指導すればいいんですか?」と。
そんなとき私は、ちょっと待ってね、と一呼吸おいてから、「一度、私と一緒に先生の指導法を見直してみましょう!」と笑顔で伝えるようにしています。
毎日業務に追われていると、なかなか自分の指導法を振り返る時間がありませんよね。だからつい、
「この子は障害があるから……」「保護者の育て方に問題があるんじゃないか……」
と考えがち。
私のところに相談に来る先生たちも、そういう話をたくさんしてくれます。
でも、じつは、自分の指導法と「当たり前」を見直すことがなによりも大切なんですよ。
たとえば、よく忘れ物をしてしまう子に持ち物を伝えるとき。
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