こんにちは! SN校内新聞編集部です。
先生の仕事って奥深くて魅力的だけど、悩んでしまうことも多いですよね。とくに若手の先生は、いろんな問題を一人で抱え込んでしまいがち……。
でも、今回お話しを伺った特別支援学校に務めるY先生は、周囲のサポートをフル活用することでよりよい教育を目指しているそう。いったい誰に、どんなフォローを頼んでいるのでしょうか? 小学校・中学校・高校で特別支援に関わる先生、ぜひお役立てください!
タイトルで「がんばりすぎない」と書いていますが、なにを隠そう、私も駆け出しのころは自分だけで問題を抱え込んではアップアップになっていた一人です。
この記事で最も伝えたいのは、「先生はもっと周りに頼っていい」ということ。
そしてそれは結果的に、子どもたちのためになるということです。
みなさんもきっとそうだったと思いますが、初めて特別支援学校に赴任したとき、私は毎日の業務をこなすので精一杯。
ちょうど身近にいた先生が「こんなことしたらダメ!」と生徒を強く叱る指導スタイルだったんですが、「そのやりかたはどうなのかな……?」と悩みつつも、別の方法を思いつけずに悶々としていたんですね。
校内の誰にも相談できず、藁にもすがる思いで参加したのが、自閉症スペクトラム障害に関するセミナー。有名な先生の話を聞き、知りたかった知識を得られ、「これだ!」と感動して帰ったのを覚えています。
それから数年間は、一人で猛勉強。研究会に参加したり発達障害に関する本を読んだり……、我ながら必死に努力していたと思います。
でも、がんばればがんばるほど、周りの先生の指導が悪く見えるようになってしまったんですね。ときには「だから〇〇先生はダメなんですよ」と、若手のくせに大口をたたくことも……(いま考えたら恥ずかしい!)。
「知識に基づいた自分のやり方は正しい!」という思いが滲み出ていたのでしょう、周りの先生方に煙たがられる存在になってしまいました。当然のことですね。
さらに、教室でも問題が起こりました。私がいるときは大人しくしている生徒が、私がいなくなった瞬間に暴れることが増えたんです。
本当に生徒のことを思うなら、「私がいないとできない」では意味がありません。学校を卒業して社会生活がスタートしたとき、「この人の言うことは聞くけどこの人の話は聞かないよ」という状態になってしまったら、困るのは子どもたちです。
では、何か問題を抱えてしまったとき、いったいどうすればいいのでしょうか?
そんなときは、迷わず人の手を借りて組織で動きましょう! 若い先生はなんらかのトラブルを抱えたときほど「自分でなんとかしなきゃ!」と思いがち。ですが、すべての問題を自分ひとりで解決しようとしなくても大丈夫なんですよ。
私にとって、そしておそらくみなさんにとっても頼りになる「味方」には、下記のような人や場所があります。
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